演習Ⅰ 第13回

引き続き食について授業を行いました。

イギリスのドキュメンタリー番組を見ました。
イギリス人の若者がインドネシアのツナ缶工場の労働者として働くというもので、先進国と途上国との格差がありありと映されていました。
ツナ缶工場の労働者は、1日8時間から10数時間働いて日当数ポンドを得る。インドネシアの物価などを考えると十分やっていける賃金であるというが、先進国の水準からは考えられない低水準。
日本もこのような途上国の生産ラインから、大量に食品を輸入しており、私たちはこのような格差のおかげで安い食品を手にすることができているということを実感しました。
しかし、このような格差は無い方がもちろん良い。
購入は投票と同じ。安いということだけにとらわれて、その他のことに盲目になってはいけないと改めて感じました。

次に、ドキュメンタリー映画を見ました。
農業や畜産の生産ラインを淡々と映したもので、無機質な感じがして、少し怖い印象を受けました。しかし、あれがないと今の食は成り立たないのだなと、少々複雑な気分でした。